防災さんぽって聞いたことありますか?
防災の事を意識しながらさんぽして、地域の防災状況を確かめたり、意識を高める目的で行われています。
では、車椅子ユーザーにとって地域の防災状況や、情報ってどうなのでしょうか?
実際に車椅子で散歩しながらやってみました。
今回もだんないさんのご協力のもと、2名の方に参加していただき、実際に地域の防災マップのとおり、車椅子でだんないから避難所までの道を散歩してみました。
6月1日(木)
本当なら地域の方にもご参加いただき、”もしも”の時の行動を一緒に考えて頂く機会になればうれしかったのですが、コロナウイルス感染拡大防止のため、少人数で実施しました。
午後1時30分だんないを出発し、車椅子で3人で、避難所に向かって歩き出す・・・いやいや転がる・・・いや違う、進む。
天気がとてもよく、気持ちのいいおさんぽ日和でした。
大人になってからこんなにゆっくりとさんぽするのが久しぶりで、なんだか新鮮でした。
車椅子で、避難所に向かって進む途中にはいくつかこういう道の段差があり、超えるたびに
体にひびく振動がかなり応える~
こうして、何とか車椅子3台がようやく避難場所にたどりつきました。
中の様子は、この日はアポイントメントを取っておらず、残念ながら中の情報は得られず。
さてさて、再びだんないへ田んぼ道をえっちらおっちら戻っていきました。
4月に予定した防災さんぽ。コロナの影響で、延期しておりましたが、だんないさんの協力で6月1日に実施することが出来ました。参加者は車椅子ユーザー3名。だんないに集合して、千田の公民館まで、さんぽをしながら、災害時のことについて話し合いました。
その中でみんなの意見や感想をまとめてみました。
・以外に遠かった。天気が良いから気持ちよかったけど、災害時にあれだけの時間をかけて移動できるとはあまり思えない。
・いっそう、その時を考えて今いるところ(だんない)事態を避難所として考え取り組んでおけば安心かもしれない。我々(障害当事者)が生活しやす環境ならば、いろんな人にも生活しやすいはず。とすれば、いろんな人が避難してくることも考えておいたほうがいいかも・・・。
・さんぽが意外にも気持ちよかった。大人になり、なおかつ車椅子ユーザーって“さんぽ”するなんて機会がない。さんぽってこんなに気持ちよかったんだーー、って思った。防災抜きに“さんぽ”っていう企画もいいかも。
という意見がいろいろな意見が出ていました。皆さんもぜひ、地域の防災、考えてみてください。いざという時、自分はどこに逃げるのか。逃げないのか。逃げないとすると、今ある備えで安心できるのか。何を準備すればいいのかなど、時々整理したり身近な人と話をしておくだけでも、日常の安心やいざという時の備えになれば、と思います。それとさんぽ本当に天気が良くって気持ちよかったです。確かに大人になると“さんぽ”をする機会なんてなかなかないですよね~大人になるとウォーキングなんて事もよく聞きますけど、車椅子ユーザーからすると「縁がない」と思っちゃいますし。。。(わたしだけかな・・・笑)
さんぽならコロナの影響もあまり心配いらないでしょう。皆さんもぜひ、気候のいい日に車椅子さんぽ。やってみてください。近所の草木で季節を感じるってこの地域の特権かも。結構贅沢な気持ちになりますよ~。
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